英語の資格を取るならIELTS【IELTSを徹底解説】
こんにちは!突然ですが、あなたは資格を持っていますか?
世の中には、本当に様々な種類の資格が存在しますよね。
それに、資格を持っていると、就活や仕事などの様々な場面で活用することができ、自分の力を証明することができる一つの武器になるかと思います。
その中で、あなたも一度は周囲からこんなことを言われたことはありませんか?
『英語の資格は、取っておいたほうがいいよ!』
今や日本自体。そして様々な企業の海外との交流が盛んになり、特に東京オリンピックなどを通してグローバル化がより一層進んできました。
その中で、就活や自身のスキルアップなどを考えた時に、かなり『英語』というツールの重要性が増してきたと思います。
そこで、自分の英語力を証明するために、私たちの間でも『資格の取得』を進んで行なっている人が増えてきているのも事実。
とは言え、『英語の資格』にも様々な種類の資格がありますよね。
代表的なもので言えば、『TOEIC』や『英検』また『TOEFL』など。
また、『IELTS』という資格も稀に聞くかと思います。
ここまで種類があると、『一体どれが1番就活や将来に役立つのか?』また、どの資格を取るのが将来的に1番コスパが良いのか?』など様々な疑問が生まれてきますよね。
ですがタイトルにもある通り、結論からいうと私たちスグハナでは、各資格を比較した上で、『IELTS』の資格の取得をオススメしています。
そこで今回は、
『何か英語の資格を取ろうと思ってるけど、何がいいんだろう?』
『IELTSってたまに聞くけど、一体何?
IELTSを持ってるとどんなメリットがあるの?』
こういった疑問を踏まえ、
『IELTS』とは一体なんなのか?ということから、IELTSが与えるメリットやデメリット、また、IELTSがいかにあなたの人生の質を上げるのか?
などについて徹底解説していきます!
東京都出身、大阪在住。中高6年間、インターナショスクールに在籍し、高校在学中、カナダ留学を1年間経験。高校在学中、都内英会話スクールの立ち上げに携わり、年間300人の大学生、社会人に英会話を教えてきました。 現在は自身の英語経験を踏まえ、主に英語に関する情報をブログにて発信しています
・そもそも、IELTSとは?【300万人が受験するポピュラーな資格】
・IELTSのメリット
・IELTSのデメリット
・IELTSが持つ最大のメリット
・IELTSで目指すべきスコア
・【最後に】IELTSで英語力を上げてみたい!と思ったあなたへ
そもそも、IELTSとは?【300万人が受験するポピュラーな資格】
まず最初に、あなたはIELTSの正式名称をご存知ですか?
『正式名称を知っているから何だ』という話ではありますが、(笑)
前提として、おさらいして行きましょう!
IELTSの正式名称は?
大前提としてIELTSは、
International
English
Language
Testing
System
の頭文字からきています。
名前に『international(国際的)』と入っていることから、世界で活躍している世界共通のテストということが分かります。
国際的とはいえ、日本人の私たちからすれば、そこまで有名な資格ではないですよね。
そこで、IELTSはどんな人が受験するのか?についてお教えしていきます。
IELTSはどんな人が受験するの?
IELTSを受験する人の大まかな目的として、実際にあるのが以下の2つの目的です。
①海外の大学に留学、進学を考えている人
一つ目は、海外の大学に留学、進学を考えている人です。
IELTSは、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、
アメリカでもTOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超え、
英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けていることから、海外の大学に留学または進学を考えている場合はIELTSが必須になってきます。
②海外への移住を検討している人
二つ目は、海外への移住を検討している人です。こちらも同じく、海外に移住をするなら移住できるだけの英語力を証明する何かしらの資格がないといけません。
その中でも特にイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請にはIELTSは必須になってきます。
とはいえ、もしかするとあなたはこう思ったのではないでしょうか?
『じゃあ、海外の大学進学や海外への移住以外なら、IELTSは持っておかなくても良いの?』
ぶっちゃけ、そうとも限りません。
結論から言うと、海外の大学進学や海外の移住以外の目的でも、IELTSは確実に取得しておいた方が良いです。
これからその理由と、IELTSについてさらに具体的な解説をしていきますので、この後の項目も必ずチェックしておいてくださいね!
では次に、先ほどの続きで、IELTSの試験そのものの解説をしていきます。
IELTSは聞く、読む、書く、話すの4つの英語力の試験を行なう
IELTSでは、英語に必要な4つの技能である、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4技能の能力を測るテストです。
今や4技能を測るテストとしては最も受験者数の多いテストで、世界中で述べ300万人が受験をしています。
ちなみにTOEFLだと受験者は70万人ほどなので、かなりポピュラーな試験です。
IELTSで測られる4つの英語力はそれぞれ0(非受験者)から9.0(エキスパート・ユーザー)のバンドスコア(熟練度)で測られ、合格に必要な点数が決められているわけではなく、試験結果は0から9.0のバンドスコアで示されます。
特にIELTSは、先ほどもお教えしましたが、海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に最適なテストです。
また、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、
アメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超え、
英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けています。
(日本英語検定協会より引用)
IELTSの受験費用
IELTSは、1回の試験を税込25,380円で受験することが可能です。(2020年6月現在)
TOEICや英検などの他の資格に比べると、比較的金額は高いので、何度も受けるというよりかは、前もってしっかりと対策をして受験に挑むことの方がコスパが良いと思います。
IELTSには2種類の試験が存在する
IELTSには大きく分けて2種類の試験があるということをご存知でしたか?
例えばTOEICでも、L&Rテスト(リスニング&リーディング)と、S&W(スピーキング&ライティング)テストの二種類があると思います。
それと同じように、IELTSにも受験タイプが2種類存在するんです。
1つ目は『アカデミックモジュール』と呼ばれる試験。
主に英語圏大学と、その他教育機関に留学するために使うことができます。
イギリス、カナダ、オーストラリアではTOEFLよりもIELTSを主流としていて、近年ではアメリカでも多くの教育機関がIELTSを認めています。
2つ目は、『ジェネラルモジュール』と呼ばれる試験。
英語圏での海外留学などの学業以外の研修を検討している方や、
オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住申請をされる方はGeneral(ジェネラル)モジュールを受ける必要があります。
アカデミックモジュールもジェネラルモジュールも、基本的に試験構成は同じで、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4つの英語力を測るのですが、
ただ、ライティングとリーディングのみ、アカデミックモジュールと、ジェネラルモジュールでは問題が異なります。
続いて、IELTSの試験形式についてお教えしていきます。
IELTSの試験形式は?
先ほどもお教えした通り、IELTSでは英語力に必要な4つの技能を測るのですが、結論からいうと『時間がとても長い』です。一度の試験で3時間ほどかかります。
気になる試験形式の内訳は以下の通りです。
IELTS、試験の流れ
①リスニングテスト(40分間)
②リーディングテスト(60分間)
③ライティングテスト(60分間)
④スピーキングテスト(13分程度)
これらの4つで構成されています。
特に①のリスニングテストから③のライティングテストまではぶっとしで試験が行われるので、お手洗いに行く暇が本当にないです。お手洗いにいけないことはないのですが、その分時間をロスしてしまいます。
なお、もちろん①のリスニングテストの際にはお手洗いには行くことができません。
ここまで聞くと、『かなり深刻なテストなんじゃないか・・汗』と思ったのではないでしょうか?
確かに試験自体の拘束時間は長いですが、その中でもしっかりスコアを取ることができればかなりあなたの英語力をアップさせることができます。
次に、そんなIELTSのスコアについてお教えしていきますね。
IELTSのスコアについて
IELTSは1問1点などの配点式ではなく、1~9まで0.5刻みのバンドスコアで評価されるんです。
4科目のセクション別のスコアと、4科目の平均点(オーバーオール・バンドスコア)が出され、このオーバーオール・バンドスコアがIELTSの総合評価になります。
IELTSの各バンドスコアが示す英語力
IELTSスコア ~3.5
IELTSスコア 4.0~4.5
IELTSスコア 5.0~5.5
IELTSスコア 6.0~6.5
IELTSスコア 7.0~7.5
IELTSスコア 8.0~8.5
IELTSスコア 9.0
いかがでしたでしょうか?
このように、IELTSには0から9.0までのスコアが存在しますが、さすがに9.0まで行くとネイティヴでも取得するのが難しいレベルになってきます。
取得しておくべきスコアについては、後ほど詳しくお教えしますので、そちらも目を通して頂けると幸いです。
とはいえ、各スコアに相当する英語力を見てもらった通りそれなりにスコアを取ると、かなり英語が話せるようになりそうですよね。
次に、IELTSが与えるメリットについて詳しくお教えしていきます。
IELTSのメリット
実は、IELTSが与えるメリットは、海外の大学進学や海外移住以外の幅広い分野に対してもたくさん存在するのをご存知でしたか?
実際に、どんな場面でのメリットがあるのかを今から詳しくお教えしていきます。
IELTSのメリット①海外の大学進学・移民が可能に
先ほども述べた通り、今や英語圏をはじめとするほとんどの国の大学進学、移民にIELTSの資格が必要とされています。
大学進学、留学には7.0くらいのスコアがあると認められやすく、
また海外移住には4.0〜7.0のスコアがあると申請が通りやすいと言われています。
なので海外の大学に留学、進学を考えていたり、将来海外に住みたい!という人には必須な資格です。
IELTSのメリット②英語力を上げやすい
本当に使える英語は、コミュニケーション力が大切です。
IELTSテストのスピーキングは面接官との対面式を採用しています。
1対1のFace to Faceのスピーキングテストはあなたの英語力を試す最も効果的で自然な方法です。
IELTSのメリット③年収が上がる
IELTSの資格を持っていると、単純に年収アップに繋がります。これはIELTSに限らず、
英語が話せるようになることが年収アップに繋がると言えます。まずは、下記のグラフを見てください。
転職サイト「Daijob」の語学力と年収に関する調査レポートから引用させて頂きました。
ご覧の通り、英語が話せる人と話せない人の年収の差は歴然です。
特に女性は、50代になると英語が話せる人と話せない人では年収が200万近く違います。
英語さえ武器にすることができれば、
年収が+200万になるということはかなり人生においても有利ですよね。
英語を身に付けることで出世したり、退職後、英語力を活かして独立したりなど、英語による選択肢の広がりがいかに大きいものなのかが分かります。
IELTSのメリット④昇進、昇給に繋がる
まずは、下記グラフのテンナイン・コミュニケーションが実施したアンケート結果を見てください。
調査の対象は部下の人事評価、または人事に関わっている一般企業の経営者・役員および会社員200名です。
どちらも50%づつですが、『はい』と答えた割合を企業区分に見てみましょう。
これを見ると、特に外資系企業において年収格差を感じるのが分かります。
外資系企業だと、様々な国の担当とのやり取りが増えるので、逆に英語が使えないと業務に支障が出るほか、
また、年収格差の規模についても、日系企業においては「1.3倍程度」と感じている人が多いのに対し、
外資系企業では「1.5倍程度」と答える人が多く、外資系企業の方が英語力によって開く年収の差が大きいと感じている人が多いという結果が出ています。
IELTSを持っておくと昇進も可能に?
また、昇進についても以下のようなグラフがあります。
こちらも同じように、特に外資系企業だと英語力が昇進に関係していることが分かるかと思います。
外資系企業では昇進に格差が出始める時期として、
『20代から』と回答した人の割合が3割だったということもあるので、
『英語は昇進に関係ない』という説は間違いではないことも事実です。(4skillsより引用)
IELTSのメリット⑤仕事の幅も広がる
さらにはIELTSを通して英語でのコミュニケーション能力が付くと、仕事の幅が一気に広がります。
今や50%以上の企業がグローバル化に進んでいているため、海外と仕事をする企業が格段に増えてきました。
ですから極論外資系企業以外でも、英語を話せる日本人の需要が高いため、英語が話せることでできる仕事も増えるのです。
昇進や言い換えると、英語を武器にあなたにしか出来ない仕事をたくさんすることができるため人間としての希少価値が高まるのでその結果、昇進や昇給に繋がります。
IELTSのメリット⑥IELTSなら海外就職も視野に
もちろん、国内の企業のみならず、IELTSを持っておくと海外就職も夢ではありません。特に以下の4つの国での就職も視野に入れることが出来ます。
IELTSがあるとイギリスで就職が可能に
オーバーオール(4技能の総合評価)4.0以上から就労ビザの申請が可能です。
治安が良く、安心して住める環境があります。
イギリスは英語の本場なので、働きながら将来のキャリアに役立つ英語力を磨いていけるでしょう。
先進的な都市部と自然豊かな郊外の両方を楽しむことができます。
IELTSがあるとオーストラリアで就職が可能に
オーバーオール5.0以上から就労ビザの申請が可能です。
フレンドリーな国民性でフラットな関係性を築きやすいのが特徴で、賃金も比較的高めとのこと。
温暖で穏やかな気候も、住みやすさの一因です。
IELTSがあるとカナダで就職が可能に
オーバーオール4.0以上から就労ビザの申請が可能とのこと。
世界中の様々な国から労働者が集まる多民族国家のため、差別や偏見が少なく働きやすい環境で、
平日はしっかりと仕事に取り組み、週末は壮大な自然の中でプライベートを楽しむ、といったメリハリがつけやすいのも特徴です。
IELTSがあるとニュージーランドで就職が可能に
就労ビザの申請はオーバーオール4.0以上から可能となりますが、投資家の場合、3.0から可能となっています。
ワークライフバランス重視の価値観が浸透しているため、プライベートも充実させながら働くことができるでしょう。
(日本英語検定協会公式から引用)
IELTSのメリット⑧英語が話せるようになる
IELTSを持っておくと、もちろん英語が話せるようになります。
その証明として、IELTSではFace to Faceでの面接試験を実施しているなど、
ただの筆記だけでなく『英語力そのもの』を向上させたいならもってこいのはず。
試験ではスピーキングを用いることで『会話』を分析していくので逆にスピーキング能力がないとスコアが取れないのも現実です。
ただ、その分真の英語でのコミュニケーションを測るので、IELTSを持っておくと『ただの英語が理解できる人』になることはありません。
あなたも一度は見たことがあるかもしれませんが、ある程度の英検を持っていたりTOEICを持っていたりしても、
『英語が話せる』に直結するとは限らないと思います。
どれだけ高度な資格やスコアを持っているとは言え、結果、英語が話せない人がたくさんいるのが現状ですし、
それだとほとんど意味はないですよね。
一方で、IELTSでは読み書きの能力だけでなく、『英語でのコミュニケーション』を測ることがメインのテストなので、
そういった意味で『生きる英語力』を身に付けることが出来ます。
ここまで見ると、だいぶIELTSの必要性が実感できてきたかと思います。
ここで、私が個人的に、これからIELTSの受験を検討している方に向けて、IELTSが持つ1番のメリットについてお伝えしますね。
IELTSが持つ最大のメリット
今からお伝えするIELTSが持つ最大のメリットは、ほとんどの日本人の方が知らない事実かもしれません。
これだけは絶対に知っておいて欲しいので、今から詳細にお伝えしていきますね。
IELTSが持つ最大のメリット【IELTSは就活に有利】
IELTSは就活に圧倒的有利な資格です。
本来ならTOEICがメジャーだと思いますが、TOEICだと英語力を測る試験が2技能づつに別れているため、
本当の英語力を証明する『英語でのコミュニケーション能力』が数値化しにくいのと、
今やほとんどの人がTOEICを持っているため企業からしてもあまり突発的な価値がないです。
そのため本来の英語力を証明し、希少価値を出すためにIELTSが必要になってきます。
とはいえ、これだけだとまだ情報量が少ないと思うので、今からIELTSが就活に有利な理由を3つ、お伝えしていきますね。
IELTSが就活に有利な3つの理由
IELTSが就活に有利な理由①企業における英語の使用頻度が年々高まっているから
TOEICを主催するIIBCが行った「上場企業における英語活用実態調査(2013年)」によると、上場企業の75%が「業務で英語を使う」、52%が「海外で勤務できる人材の育成を推進する」と回答しています。
多くの日本企業において、国内市場の縮小が懸念されているため、海外を視野にいれた事業展開が活発化している、という背景があるようです。
つまり、英語ができるグローバル人材の確保・育成は多くの企業にとって急務となっています。
IELTSが就活に有利な理由②ビジネスで必要な4技能の総合力を証明できるから
ビジネスシーンでは、英語が読めるだけ、聞いてわかるだけでは困ります。「読む」「聞く」「書く」「話す」という、英語の4技能すべてが揃わなければ、国際的なビジネスシーンで役立つ人材とは言えません。
IELTSは、先に述べた4技能すべてを測る試験であるため、英語の総合的な運用能力を証明することができます。
テストのスコアは良いがまともに話せない、書けない、といった資格と実力の差が出にくいのもIELTSの特徴のひとつと言えるでしょう。
IELTSが就活に有利な理由③海外移住できるほどの語学力をアピールできるから
IELTSは、海外移住の際の英語力証明として広く採用された試験で、永住権申請の基準としている国も多くあります。
つまり、IELTSで一定のスコアを取得しているということは、移住できるほどの実践的な英語力があることの証明になるのです。
英語を使う仕事はもちろん、使わない仕事に就く場合でも、「総合的な英語力がある=できる人材である」と判断され、就職が有利になる可能性も大いにあります。
このように、IELTSは海外の大学進学、留学や海外移住以外でも、就活や年収アップなどといった様々な場面でのメリットが豊富なのをお分かり頂けたかと思います。
特に、周りの就活生の差別化や、『英語が話せる』ということを証明するためには、IELTSが重要になってくるんです。
とはいえ、IELTSにはメリットだけでなく、もちろんデメリットもいくつか存在するので、
今から、IELTSのデメリットについてもいくつかお伝えしていきますね。
IELTSのデメリット
では具体的に、一体どんなデメリットが存在するのでしょうか?
IELTSが与えるデメリットは以下の通りです。
IELTSのデメリット①試験に2日間かかる
IELTSは、筆記試験とスピーキングテストの実施日が別です。
なので一度に試験を終わらせることが出来ません。
それに試験自体の実施日も他の資格に比べて少ないため、事前に日程を調整しなければなりません。
また、試験が2日間によって行われるため、仕事などでかなり忙しい方は日程の融通を効かせなければいけないので、準備が必要です。
IELTSのデメリット②対策本が少ない
IELTSは、TOEICや英検に比べてそこまでメジャーな資格ではないため、試験対策本の種類が少ないです。
そのため、対策としてどこかを集中的に学びたかったり、磨きをかけたかったりする際に少し勉強が困難になるかもしれません。
対策本が少ないからこそ、あらかじめ下調べをして自分に合った教材を選びその中で学習をしていく忍耐力が必要になります。
IELTSのデメリット③開催地が少ない
IELTSは基本的に大阪・東京の二大都市で開催されているのですが、
そのため地方に住んでいる場合は飛行機や新幹線、宿泊費などの追加の費用がかかるとともに、試験会場まで出向くための労力がかかってきます。
ですから、ある程度時間とお金に程度余裕がないと受験が難しく、さらに試験日は変更できないのでスケジュール調整や交通機関の手配などといった諸々の準備が必要です。
このように、IELTSには試験日程や開催地の関係などで、日頃お忙しい社会人の方などにとっては割と受験の難易度が高いテストです。
そのため、IELTSを受験する際には、徹底したスケジュール調整をするように気をつけて頂けたらと思います。
とはいえ、大きな障害となるデメリットはもちろんないのでご安心ください。
一方で、先ほどお伝えしたメリットを振り返ってみると、かなりIELTSに対する興味が湧いてきたのではないでしょうか?
そんなあなたに、こらからIELTSを実際に受験する場合の、目指すべきスコアについてお伝えしていきます。
冒頭でもお伝えした通り、IELTSには0から9.0までの全9段階のバンドスコアが存在するんですのですが、受けるからといって、極端に9.0まで目指す必要はございません。
今から、英語をこれから真剣に勉強する方も、英語中級者の方も、それぞれが平等に目指す必要のあるスコアを紹介していきます。
IELTSで目指すべきスコアは?
結論、IELTSでは7.0を目指すべき
IELTSを受験するからには、ズバリ、バンドスコア7.0を目指すことをオススメします。
他の資格に換算すると、IELTS7.0は英検1級、TOEIC940点レベル。
点数としてはかなり難しいですが、『英語を話せる』という基準から見れば7.0ほどのスコアをもっていれば文句なしです。
先ほども説明したように海外に就職する際も4.0〜のスコアを基準にしているので、
判断軸から見れば7.0も持っていれば海外で就職も余裕でしょうし、復唱しますがIELTSは本来の英語でのコミュニケーション能力を伸ばし、測るためのテストです。
なので英検1級を持っていても英語が話せない、TOEIC900点以上を持っていても英語が話せない、という人や状態に比べたら、
IELTSで7.0を取得するということは、
『英語もきちんと話すことが出来て、なおかつその証明としての7.0』という事実になるので、
真っ当に英語力を数値化し証明することが可能です。
いかがでしたでしょうか?何を受験するにも、もちろん受験費用はかかるので中途半端になあなあと受験するよりは、しっかりと対策や勉強をした上でそれなりのスコアを取得できれば最高だと思います。
なので9.0のような満点まで目指さなくても、7.0は目標として設定しておきましょう。
【最後に】
IELTSで英語力を上げてみたい!と思ったあなたへ
いかがでしたでしょうか?
ここまで、IELTSとはそもそも何なのか?ということから、IELTSが持つメリットやデメリット、
また、IELTSの重要性や、IELTSがいかにあなたの人生の質を上げる手助けになるか?を各項目にてお伝えしてきました。
お伝えしたように、IELTSを持つことで、本物の英語力を身に付けることができ、ただの『英語ができる人』ではなく、
『英語が話せる人』になることができます。
そしてその英語力を数値化し、一つの資格として就活や仕事、海外留学や移住など、様々な場面で活躍させることができるんです。
IELTSは、私たちの周りでそこまで認知されていないからこそ必要かつ重要になってくるかと思います。
周りにあまり知られていないからこそ、IELTS自体の希少価値が高く、またIELTSを通して英語力を上げることができれば、『人としての価値』が格段に上がっていくことも間違いなしです。
今回の記事を読んで頂いた上で、
実際にあなたが、IELTSを学び、スコアを取りたい!と思ってくれたら嬉しいです。
『IELTSを学んでみたい!IELTSを取得してみたい!』と思ってくれた方に向けて、下記記事ではIELTSの具体的な勉強法、スコアアップの仕方などを詳細にお伝えしています。
初心者の方はもちろん、英語中級者、上級者の方でも短期間で確実にIELTSのスコアを取得することができるので、
こちらの記事も兼ねてご覧いただければ幸いです。