【インタビュー】カナダへの留学はどう?1年で英語力は上がるの?
近年、カナダへの留学が人気になっています。
費用もアメリカやイギリスよりも抑えられ、世界遺産や観光地の豊かなカナダへの留学は実際どうなのか?
1年留学したらどのくらい英語力を伸ばすことが出来るのか?について今回はインタビューしてきました!
カナダへの留学を検討している場合は参考になれたら幸いです。
名古屋出身、大学受験で英語を学ぶ。その後、独学で英語を学びながら、英会話を身に着ける。現在は英語を通じて、より自分の世界を広げてほしいという信念をもとにスグハナを設立し運営する
・カナダに留学した理由
・実際に留学をするまでの手順
・カナダ留学の総費用
・カナダでの学校生活
・カナダの文化
・カナダ留学で英語力は上がった?
・カナダ留学のメリット、デメリット
・カナダの留学はこういう人がおすすめ
外国語大学に在学中の大学3年生。英語力を伸ばすために、オーストラリアやカナダに留学。
カナダに留学した理由
今回は、まさひろくんが、留学した経験や、どういう基準で留学先を選んだのか?
実際に留学してみて英語のスキルや考え方の違いは感じたのかを聞いていきたいと思っています!
はーい!
じゃあ、早速ですがまさひろくんは、どの国に留学したんですか?
僕は、2つ国に行きました。
オーストラリアとカナダです。
おお!2カ国も留学したんですね!
はい。オーストラリアは、留学というよりは、語学研修という名目で大学のプログラムで行きました。
なので、自由に自分が選択したというよりは、プログラム内での留学で、しかも期間は1ヶ月でした。
また、カナダは、大学は関係なく自分が1年間大学を休学していきました。これは、大学とは無関係なので、国も学校も宿泊先も全て自分で選んだ形になります。
なるほど!
じゃあ、全く留学の方法も自分でやらなきゃいけないこともあるんですね!
今回は、カナダの1年間の留学経験を中心に聞きたいとおもいます!
また別でオーストラリアの語学研修も聞きたいと思います!
はい!
じゃあ、早速、カナダに1年間留学したとのことでしたが、なぜ留学しようとおもったのですか?
はい。まず僕の大学が外国語大学なのですが、正直、4年間通っても英語って喋られるようにならないんですよね。
え!?そうなんですか!?
外大の人ってめっちゃ英語喋られるイメージでした!
そうなんです。
世間ではそういうイメージもあるので、実際、就活で「外大なのに英語できないの?」みたいな評価になって逆にネガティブイメージになったりもします。
それは、英語喋れない人にとっては厳しいですね。
そうです。また、大学2年生の時にオーストラリアに1ヶ月留学しましたが、それも全く話せるようにならなくて、ちゃんと1年間留学しようという考えで留学しました。
なるほど!
英語を習得するには期間も重要なんですね。
僕の場合はそうでした。
でも外国語大学とかだと、1年間の留学とか、交換留学ってよく聞くので、そういう点においては有利だったりするんですか?
そういうイメージを僕も持っていたのですが、実はそうでもなかったんです。
そうでもないんですか!
詳しく聞きたいです!
はい。実際僕の大学でも、成績優秀者は留学費用を学校が全て負担してくれる、みたいな制度もありますが、それを活用できるのは、本当にごく一部で元々英語が得意みたいな人が行くんですよね。
例えば、帰国子女とか、10歳くらいまで英語圏で生活してました、みたいな外国人とか。
なるほど!
じゃあ、実は外大に行ったからといって留学がしやすい、ということではないんですね!
そうです。
なので、僕の場合は、自分で全て留学先や留学エージェント、宿泊先などを探した上で、
1年間大学を休学して留学しました。
そうなんですか!
じゃあ、大学のバックアップはないということですね。
それだと、普通の外大じゃない大学生でも普通に留学しようと思えばできるんですか?
そうです。
一般の学部の学生でもできることですね。
実際に留学をするまでの手順
なるほど。。。
では、まさひろさんが留学するまでに至った経緯をお聞きできたので、
実際に留学しようと決意してから、どういった手順で留学をしたのかを聞いていきます。
はい。
まず、休学して1年間留学しようと決めてから、何から始めましたか?
まずは、エージェントを探しました。
僕の場合は、いろいろ比較したかったので、資料請求をして、いろんなエージェントを比較しました。
※エージェントとは、留学したい人に対していきたい国、大学に対してどういう留学先があるか、幾らかかるのか?ビザの発行、学校とのやりとりなどを仲介してくれるサービス。
ほーほ!
そこから自分でやられたんですね!
はい。
そして、国がカナダなのは、いくつか理由があって、
まず、アメリカ圏の英語を学びたいと思っていたのですが、
アメリカだと留学費用がバカ高いんです。
そう考えた時に、カナダだとアメリカと文化が似ているという点とアメリカ圏の英語を習得できるというところでカナダに決めました。
なるほど!
それでカナダに決めてから、エージェントはどうしようかな、という比較をしてたんですね。
そうです。
最終的に僕は「EF(エーエフ)」というエージェントにしました。
イーエフ、、、
初めてききました。
どんなエージェントなんですか?
イーエフは、世界の各地に学校を持っていて、日本だと東京にあるのですが、エージェントというよりは、留学前の手続きから学校、ホームステイ先も全部面倒見るよ、というものです。
なので、学校を選ぶ必要もないですし、英語の勉強に特化しているので、みっちり英語が勉強ができるというのが良いと思いました。
なるほど!
たしかに、それだと安心ですね!
はい、それで結局EFに頼むことにしました。
これで、エージェントが決まったわけですね。
カナダ留学の総費用
じゃあ、あとは面倒な手続き類はやってくれるということで、実際に留学費用はいくらくらいかかったのかをお聞きしていきたいと思います!
まずは、費用の面から聞いていきたいと思います!
トータルどのくらい費用はかかったんですか?
はい。留学先で使った費用も含めてトータルが300万円くらいかかったと思います。
おお!結構かかるんですね!
はい。
やはり1年間で、授業料の他に、宿泊費や交通費や保険も考えるとそれくらいかかってしまいますね。
なるほど!全て込みの費用って考えると仕方ない気もしますね。
その300万円の内訳を教えていただけますか?
はい。
まず、EFに支払うのが。授業料、ホームステイ費、海外保険費でした。
それが合計で、約200万円くらいでした。
また、自分で必要なお金として、飛行機代が往復20万円、自分の生活費(雑費) 70万円くらいかかりました。
また、僕が留学したカナダは少し特殊で、留学した2019年から指紋認証をしなければいけなく、日本にいる時に、その認証代が5万円かかりました。
なるほど!
生活費の70万円はどういう風につかったのですか?
そうですね。
僕は、友達とご飯に行ったり、国内の観光に行く時に使いました。
服とかっていうよりは、向こうの現地でしかできない経験をしました。
もう少し、質素に暮らすこともできたと思いますが、それをしたら留学する意味があんまりないと僕はおもいましたね。(笑)
ぼくもそう思います!(笑)
なるほど!カナダに留学するとしたら1年間で300万円くらいは見ておいたほうがいいということですね。
ちなみにその300万円はすべてまさひろさんが用意したんですか?
いえ、全額ではないです。
僕の使ったエージェントのEFが政策金融公庫というところと提携していて、留学をする時に、奨学金をもらって行きました。
おそらく授業料の150万円くらいは奨学金を借りたと思います。
残りは親に出してもらいました。
なるほど!
自分の自費でする留学でも奨学金を借りることができるんですね!
そうです。
あとは、自分でも休学すると決めてからはバイトでお金を貯めていたので、生活費や、飛行機代などは自費で出した部分も大きかったです。
でも、奨学金は親の収入とかで借りる額が変わるので、そこは、申請してみないとわからないですね。
なるほどです!
じゃあ、留学は奨学金を借りることで、十分誰でも行くことができるんですね。
そうですね。
お金持ちじゃないといけないということはないと思います。
なるほど!
留学にかかる費用と内訳、奨学金について知ることができました!
カナダでの学校生活
次は、実際にカナダで過ごしていたスケジュールについてお聞きしたいと思います!
基本的に授業があるんですよね?
はい。基本授業がありますが、午前にあったり午後にあったりします。
授業が午前にある日は、1時くらいに授業が終わるので、それが終わってからは自由時間です。
その時間帯は、留学して初めの頃は、街を観光してたりしましたが、慣れてからは、家に帰ってゴロゴロしてたりしましたね(笑)
授業が午後にある場合は、午前中はゴロゴロして、授業を受けに行って終わるのが17時半くらいなので、友達をご飯に行ったりしてました。何もない時は家に帰っていましたね。
なるほど、
じゃあ、結構自由時間は多い感じで、英語も身につけながら、カナダという国の文化にたくさん触れる機会があるんですね!
そうですね。
そこは留学でしか体感できないところかとおもいます。
カナダの文化
なにか、カナダならではのエピソードとかありますか?
そうですね、、、
まず、文化的な点でいうと、カナダは多国籍性に富んだ国なので、純粋な「カナダ人」をあまり見かける機会は日本で日本人を見るほど多くありませんでした。
日本だと、カフェやレストランに行くと日本人が大部分を占めていますが、カナダだと、白人もいれば黒人もいる、アジア系もいれば、中東系の人もたくさんいます。
そういう文化って頭ではわかっていても、実際に行ってみて実感しました。
おお!
確かに、いろんな人種がいるんだなーとかおもっても実際に行って実感する部分はあるんですね!
カナダの留学中では、どんなご飯が多かったですか?
はい。
僕のホストはフィリピン人だったのですが、家でのご飯はチキンやパスタが多かったですね。
なるほどです!
日本食食べたいな!とかならなかったですか?
なりました。
僕が行って意外だったのが、カナダでは寿司などの日本食レストランがたくさんありました。
なので、ラーメンとか天ぷらとか食べてました。
あとは、韓国料理とかも食べましたね。
すごい!(笑)
日本食ってそんなに世界中にあるんですね!
カナダ留学で英語力は上がった?
では次に、英語スキルについてお聞きしていきます。
先ほど、オースラリアに1ヶ月間の留学を経験したときは、そこではあまり英語力の上達はできなかったっということをいっていましたが、今回のカナダはどうでしたか?
そうですね、もちろん期間が伸びた分英語に触れる機会や、英語について学ぶ時間が増えたので、上達したと思います。
そうなんですね!
英語が上達したという実感をしたのは、いつくらいからでしたか?
そうですね、だいたい3ヶ月くらいで、お店の注文などは英語で話そうと思うことは話せました。
しかし、普通のコミュニケーションをしようと思うと、この段階ではまだまだ難しいと思います。
なるほど、、、
話せるけど、慣れてはいないという感じなんですね。
では、英語そのものに慣れたのはどのくらいからですか?
そうですね。英語そのものに慣れたのは、半年くらいからですね。半年超えてくると、リスニングも多く聞き取れて、自分の話したい内容もある程度までは話せるようになりました。
だけど、ネイティブから話しかけられて、日本人が日本語でなんでも話せるように、、、というほどではありませんでした。
詰まったり、表現がすぐに出せたりはしませんでした。
なるほど、半年でも普通に話そうと思って話せるようにならなかったんですね。
では1年間では、どのくらいまで上達しましたか?
そうですね。
最終的には、先ほどの話すスピードや表現の量が増えましたが、ネイティブみたいに話すにはまだまだ一年では足りないとおもいましたね。
そうなんですか!
じゃあ、しっかり英語を母国語レベルに持っていくにはもっと時間はかかりそうですね。
はい
おそらく3~4年くらいいないと、難しいとおもいます。
しかし、仕事で英語を使うとか、英語でコミュニケーションをとることに関して言えば、このくらいでも十分なので良いかとおもいます。
なるほど!
海外に移住したいとかではない限りは大丈夫そうですね
では、実際に1年間カナダに留学してみて自分の英語力は大幅に伸びたと実感しましたか?
はい、さすがに1年もいけば自分の英語力が伸びた実感はあります。
留学に行く前は、TOEICのスコアが600ないくらいだったのが、9月の試験では750~800くらいはいくと思います。
実際にTOEICの過去問を見ても解くスピードや、聞こえるリスニングの理解も十分に上がっていると思います。
おお!では、カナダに1年行って、英語力は伸びたんですね!
カナダ留学のメリット
最後に、カナダに行って良かったところとか、ここはカナダの留学は微妙だなってところを教えてください!
はい!
カナダに行って良かったと思えるのは、やはり英語の文化圏なので、英語が話せるといろんな文化の人と話せるということですね。
あとは、カナダにはロッキー山脈という大きい山脈があって富士山とは比べものにならないくらいのスケールがあります。
また、オーロラを見に行ったり、ナイアガラの滝や、自然も豊かで過ごしやすいとおもいました。
年間を通して雨が少なく、カラッとした晴れなのでいつも気持ちが良かったです。
また、EFを通していったのも、他の世界中の人が留学するので、様々な国の人とコミュニケーションが取れたことが良かったです。
カナダ留学のデメリット
カナダに行って微妙だなと思ったのは、やはり、ホームステイ先で、行く前との思ってたのと違うなーというのがあります。
どういうことかというと、意外にもホストがフィリピン人やインド人みたいなホストが多く、せっかくカナダに留学したと思ったら、食事がインドカレーだったりフィリピン料理みたいな(笑)
いろんな意味で多国籍感がでました(笑)
カナダでインドカレー、、、
たしかにそれは想定外ですね(笑)
はい(笑)
でも、総じてカナダは過ごしやすく、観光地もたくさんあるし、発展していてごはんも美味しかったので、
留学するにはよかったのかなと思います!
なるほど!
じゃあカナダは良かった感じですね!
ちなみに、オーストラリアと比べて、どっちの方が良かったかなと思いますか?
そうですね。
英語的な点と文化的な点でお話すると、
英語的な点で言えば、アメリカ英語に近いカナダの方がリスニングで聞きやすくて良かったと思います。
文化的な点で言えば、オーストラリアは人間的にアットホームな人が多くて、親しみやすく楽しかった点が良かったと思いました。
なるほど!そしたら、オーストラリアとかの英語は、少し聞き取りづらい感じですかね?
そうですね。
やっぱり、国や地域でアクセントが違ったりするので、少し聞き取りづらい時はあります。
じゃあ、英語圏で留学する時は、どの地域がどういう英語かを調べていったほうがいいですかね?
僕の場合は、その違いも考えていきました。
やっぱり1年間も行くとなると、その国の英語が出てしまいますからね。
なるほど。
どの国に留学すれば、就活で役にたつとかはあるんですかね?
いや、そこまではないと思います。
日本に帰ってきたときに、いろんな英語圏の人を話す機会がありましたが、全くコミュニケーションが取れないわけではなく、「あ、この人はイギリスの出身かな?」と思うくらいでした。
ほー!
では、日本でいう関西弁の人が話して、関西人だなってわかるくらいですかね?(笑)
あー!でもそんな感じです。
なので、どの国に行っても英語はベースとして話せるようになれれば、あとは、好みの差だと思いますね。
そうなんですね!
じゃあ、場所は英語圏であれば、行きたい国に行こうということですね
その通りだと思います!自分が行きたい国に行くのが1番ですね!
ここまで、カナダについて色々お話してくれてありがとうございました!
インタビューは以上になります!
ありがとうございました!
ありがとうございました!
最後に
まさひろくんのお話にもあったように、留学は、短期的なものだとなかなか英語力が上がらない傾向にあります。
コスパよく、短期間の留学でも英語力を効率的に伸ばすためにも、事前に日本で英語を学習することがとても大切です。
スグハナでは、日本で予め英語力を身に付ける手段として、IELTSの学習を推奨しています。
IELTSは、世界で最も受験者数の多いテストで、英語に必要な4つの技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)を測ります。
IELTSを通して、『話せる英語』を身に付けることができれば、どれだけ短期な留学でも、人一倍他国の文化を学べたり、短期間で英語力を磨くことができます。
IELTSの詳細や、短期間でIELTSのスコアを伸ばす方法は、下記ブログにて詳しくご紹介しています。
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